お知らせ

NEWS

湿度を調整する「珪藻土」

材木店がつくる健康な木の家
ウッドライフホーム

月間約150kmを走る
「走る建築家」藤井です。

袋井市、掛川市、磐田市を中心に営業しております。
住宅に関する情報をアップしていくので、家づくりの参考にして頂ければ幸いです。

内装材の仕上げ材は何があるのか?

・ビニールクロス
・自然素材クロス(和紙、その他)
・珪藻土 塗り壁(左官仕上げ)
・木材(無垢)
・べニア(合板)
・タイル
などなど他にも仕上げ材がありますが、代表的なものを6つあげました。

もっとも多く使われるのは「ビニールクロス」

圧倒的に多く使われるのはビニールクロスです。
理由は・・・
・価格が安い
・種類が豊富
・施工しやすい
・施工後にすぐに設備設置が可能
現場においてメリットが多くあります。

しかし、ビニールクロスには「調湿作用」がほぼない

豊富な種類があるビニールクロスですが、素材が「ビニール」なので調湿効果はありません。
調湿効果のある「機能性壁紙」が商品としてありますが、その効果は珪藻土壁に比べればかなり少ないです。
日本は梅雨から夏にかけて高温多湿となりますが、湿度を調整するための工夫があります。
・障子(しょうじ)
・襖(ふすま)
・畳(たたみ)
・漆喰壁(しっくいかべ)
・土壁(つちかべ)
ですが最近は「和室」を造ることが少なくなりました。
上記のようなアイテムを取り入れることはほとんどありません。
和室といっても床に畳を入れるだけの造りが多いです。
でも、これが悪いわけではありません。
しかし調湿できるものがどんどん少なくなっているのは確かです。

珪藻土とは?

珪藻土は植物性プランクトン・珪藻が長い年月をかけて化石になったものです。
多孔質(スポンジのように無数の徴細な穴が空いている)の土です。
この穴が臭いの吸着や調湿の役割を果たしてくれます。
珪藻土

珪藻土を固めるつなぎ材(糊)に注意

珪藻土には無数の穴がありますが、つなぎ材(糊)に樹脂を使ってしまうと、この穴が塞がれてしまいます。
珪藻土の効果が台無しになってしまいます。
その為に、つなぎ材も天然素材を使います。
100%天然素材のつのまた糊は海藻を煮て濾したつなぎ材です。
つのまた糊は、昔ながらの本格しっくいに必要不可欠なものです。

ビニールクロスは悪いわけではない

こうやって珪藻土の事を書くとビニールクロスが「悪者」みたくなってしまいますが、そんなことはありません。
最初に書いたように施工性やコストはとても良いです。
汚れも付きにくいし、補修も可能です。
調湿効果だけに焦点を合わせると効果が期待できないとなります。

湿度調整は換気方法も大事です

珪藻土にしても、漆喰にしても、自然素材には限界があります。
壁や天井の仕上げ材は補助的な効果として考えましょう。
大事なのは「換気方法」です。
雨の日や湿度が多いときに窓を開けて換気をするのは逆効果です。
窓を閉めて換気扇を活用しましょう。
エアコンも効果的です。
換気に関しても色々あるので、別の機会に記事を書こうと思います。

 

 

材木店がつくる健康な木の家
ウッドライフホーム
木造住宅専門店

施工エリア 袋井市、掛川市、磐田市
その他 移動距離60分以内
新築、注文住宅、リノベーション、リフォーム
メンテナンス工事、キッチン、お風呂、洗面、トイレ、手洗い
外壁塗装 屋根塗装

437-1121 静岡県袋井市諸井909
電話  0538-23-3016
FAX 0538-23-2934
ページトップへ戻る